8月6日(金) 開催のダンロップ試打会において、ダンロップクラブドクターによる診断を行います。
デジタルインパクト測定器をもちいて貴方のスイングを診断して、最適なスペックのクラブを処方いたします。お一人おひとりじっくりと診断・処方させていただくため、約30分かかります。そのため予約制とさせていただきますのでご了承ください。
なお、事前予約を承りますのでお気軽にお申し付けください。
日時 8月6日(金)午前10時~午後6時
会場 一鍬ゴルフクラブにて
あなたに最適なクラブを処方します。
ダンロップクラブドクター特設ページ
http://golf.dunlop.co.jp/clubfitting/index.html
■吹き上がり
スイートスポットの下でボールを捕らえると、フェースは重心位置を中心に下向きに回転するため、ボールは低く飛び出す。また、バックスピンが多くかかるので先のほうでホップするような球筋。大昔はこれが力強い球筋だと勘違いされていた。バックスピンが多すぎると空気抵抗も大きくなり飛距離がロスする。アゲンストの影響も大きい。
昔のパーシモンドライバーの場合、重心位置が高いため、フェースセンターでも重心位置よりも下なので吹き上がってしまった。糸巻きボールの場合より顕著。
現在のドライバーはフェースセンターに重心があるため意図的にトップボールを打たない限り吹き上がりにはなりにくい。
■高弾道
重心位置よりも僅か上で捕らえた場合、フェースは上向きに回転しするためボールは高く飛び出す。また、バックスピンが減少するため飛ばしには有利な弾道。
この高弾道と吹き上がりを取り違えている人が非常に多い。
■テンプラ
上記の高弾道よりも、さらに上の部分で捕らえた球筋。球は高く上がり、バックスピンが著しく少ないためフォークボールのように先で失速する。
■ふけ球
インサイドインのスイング軌道で、フェースが開いた状態でインパクトを迎えた場合、ボールは高めに打ち出され、先に行くにつれて右に逃げる球筋。フェードとスライスの間ぐらい。
■高反発
フェース面積を広く・薄くした場合、フェースは柔らかく仕上がる。その結果、フェースとボールの硬さが等しくなるため反発性能が向上する。また、インパクト時のボールの変形が抑えられるため、打ち出した瞬間の空気抵抗が激減する。以上二つの要素によって大幅に飛距離アップする。
■反発係数
反発係数とはボールがクラブフェースに当たって跳ね返ったスピードを数値化したもので、COR値とも呼ばれる。
■SLEルール
SLE ルールとは、「スプリング効果(Spring-Like Effect=SLE)」(※)を持ってはならないというゴルフ規則の条項に数値的な基準を設けたもので、クラブフェースの反発係数(COR)が、 0.830以内でなくてはならないというルール。ドライビングクラブに適用される。
付属規則II,5a
「クラブフェースやクラブヘッドの素材と構造(およびクラブフェースやクラブヘッドに対する表面処理)は(イ)インパクト時点でスプリング効果 (R& Aのテスト内規による)を持ったり、(ロ)標準的なスティールフェースに比較して著しく多くのスピンを与えたり、逆にスピンを減らしたりするものであってはならない。また、(ハ)球の動きに不当な影響を与えるような他の効果も一切持ってはならない。」
■適合ドライバー
COR値を0.830以内にするため、フェースの肉厚を厚くして硬くたわみにくい構造にした
高反発ドライバーと比べるとフェースが硬くなったため、フェースをたわませるパワーのないシニアやレディースには不利。プロやパワーヒッターの場合は影響が少ない。
その後低比重チタンの採用により、フェースを肉厚にしても重心位置がフェース寄り(前寄り)になりにくく、最適な重心配分が出来るようになった。そのためルール適合であっても設計の進歩により飛ぶクラブが作れるようになった。
■低反発
高反発に対して低反発という言葉が使われているが、適合クラブの意味で使われることに異を唱えたい。適合クラブでも十分な反発性のを有しているので、
適合クラブ=SLEルールに適合した高反発ドライバー
低反発=技術的に肉厚フェースしか作れなかった時代のドライバー
上記のように区別して呼びたい。
プロと同じクラブを所有していても、使いこなす体力と技術が無ければ、優れた道具の性能を発揮することは出来ません。ただし、パターだけはパワーを必要としないので非力なアマチュアにも使うことが出来ます。
そのため、トーナメントで劇的な勝ちを収めたプロが使っていた同型の商品が、テレビ中継の翌日から爆発的に売れるということは何度も経験しています。
例えば、、、
・マスターズで再起を果たしたJ.二クラスの “レスポンス” パター
・ドライバーを曲げながらも劇的なリカバリーショットとパターで中日クラウンズを制した、S.バレステロスの “MAXFLI TOD MOORE”
・N.プライスの “ファットレディー”
・ご存知、タイガーの “S.キャメロン ニューポート”
これらのパターは確かに良い道具です。しかし、ひとつだけご注意ください。貴方が普段プレーするコースのグリーンがあまり速くない場合、ショートする可能性が高くなるからです。マスターズの高速グリーンをイメージしてからご購入くださいね。
さて、パターには色々な形があります。しかし、その形状よりもヘッドとシャフトの関係を重視しなければなりません。グリップ側からシャフトを見てヘッドとの接合個所を見てください。
現在世界最高のプレーヤーといえば誰もがタイガー ウッズを挙げるでしょう。もし、私が彼のスイングを真似たなら今よりもゴルフの腕が上がるでしょうか?それとも、彼のドライバーを使えば350ヤード飛ぶようになるでしょうか?・・・ムリですよね・・・
タイガーのスイングは彼だからなしえたこと。また、彼のドライバーを使ったならば自分の道具を使うよりも著しく飛距離が落ちることは必至。凡人の私には程遠い・・・
かようにゴルフのスイングは体格・体質・体力によって作られます。それとともに自分の所有するクラブの影響を受けます。実はこのことをご存知無いお客様が大変多いのです。
例えば今お使いのクラブが貴方にとって重すぎるのであれば・・・テイクバックのトップで反動をつけて、ヨッコラショと振る癖がついてしまうでしょう。
軽すぎるならば・・・加減をして、スライスするなら・・・引っ掛け(こねて)、飛ばないクラブならば・・・ひっぱたく、上がりにくいクラブならば・・・ダフリ(テンプラ)気味に。その他数え上げたらきりがない・・・
いい球が打てるように何らかの細工=余分なアクション=悪い癖で打つのです。「MYクラブの特性を知ろう!」でご紹介したMさんは以前とてもスライスしやすいクラブをお使いでした。そのクラブでいい球を打つために手首をこねる悪い癖が付いてしまったのです。素振りだったらシングルなのに・・・これは至言です。素振りで余計な細工をする人はめったにいません。
ですから素直で打ちやすいクラブを使えば自然に悪い癖が取れていくのです。クラブにスイングを教えてもらう。やさしいクラブを使ってシンプルなスイングを身に付けましょう。
高級料亭の懐石料理よりも、馴染みの小料理屋のほうが美味しいと感じることはありませんか?貴方のお好みを知り尽くした板さんのお奨めにまず間違いは無いはずです。
ゴルフショップでも同じです。貴方にとってベストフィットなクラブを選ぶためには、信頼の置ける馴染みの店が欠かせません。経験を積んだ販売員ならば本当はロフト12°のドライバーのほうが飛ぶのだけれど、そのお客様が高弾道を好まない場合、あえてロフト11°をお勧めすることがあります。また、Rシャフトがベストであるにかかわらず、従来使っていらしたクラブが硬い場合、あえてSRシャフトをお勧めすることもあります。
ゴルフクラブは道具なので、使い手の感性に合わなければ気持ちよく使うことが出来ません。絶対的な性能よりも相対的な相性を優先するのです。そして、ただ使い手に合わせるだけでなく、使うことによりスイングの良くなるクラブをオススメすることもあります。
良いクラブを手に入れたいのならば、価格だけが判断基準ではないはず。貴方のお好みを知り尽くした販売員のアドバイスが欠かせません。貴方にベストフィットするクラブをお奨めする、馴染みのお店をお作りになると良いですよ。
クラブに対するイメージの相違
私の店は練習場の中にあるのでいろいろなお客様のご不満が聞こえてきます。その中でも一番多いのが、他のお店で買った念願の最新クラブが「どうもしっくりこない。このクラブは俺に合わない」というボヤキ(苦笑)。
貴方は・・・こんな経験がありませんか?
その理由をご説明します。
A)そのクラブが貴方の体力もしくはスイングに適していない場合。
B)そのクラブが本当は貴方にベストフィットしている場合。
Aの場合は単純です。貴方の選択ミス。これを売った販売員にも責任があります。これ以上このクラブを使い続けることはおやめになったほうが良いでしょう。スイングを崩して貴方のゴルフがめちゃめちゃになります。
Bの場合は貴方の思い違いが原因です。そのクラブが持つ本来の性格と、貴方がそのクラブに抱いたイメージの相違から生じました。
例えば、Mさんがミズノのプレサージュをお買いになったとします。Mさんは本来スライサーなのに、インパクトで手首をこねて(コックをほどいてヘッドを走らすこととは違います)フックボールを打つスイングが身についています。
Mさんはプレサージュをワイドスポットで方向性の良いクラブだというイメージを持ってお買いになりました。ところがこのクラブはつま先上がりのライでボールを打つようなつかまりの良さ(アップライトなライ角=スライスしにくさ)を実現した物なのです。そのため、Mさんが打つと今まで以上にボールが左へ飛んでしまい、お困りだったのです。
そこで私はMさんにプレサージュのつかまりの良い性能と性格をご説明させて頂きました。これによりクラブに対する正しいイメージが認識できたMさんはご自分のスイングの欠陥(手首のこね)に気付き、スイングの改善に努めたのです。その結果球筋が安定し、プレサージュはMさんのかけがえのない武器となりました。
ご理解いただけたでしょうか。私はメーカーがまじめに作ったクラブは全て良いクラブだと信じています。しかし、それを使うユーザーが思い違いをしていたらクラブはその性能を発揮できません。難しいけれどそこにクラブ選びの醍醐味があります。
私たちゴルフショップの販売員は良いクラブをゴルファーの役に立つ道具となるようにクラブの持つ性能と性格をお伝えする、ゴルフクラブというハードとイメージというソフトをすり合わせる作業、それが一番大切な仕事だと思っています。Mさんの場合はそれが欠けていたためベストフィットなクラブにならなかったのです。