雲上の別天地、伊吹山山頂
日の出は5時前。我が家から関が原ICまで約1時間。ドライブウェイが約30分。駐車場から山頂までは最短距離で20分ぐらい。逆算して2時起床、30分後に出発。
予定通りドライブウェイの入り口に到着。係りのおじさんが「動物に気を付けて下さい」というのでゆっくりゆっくり上がる。すると前方に黒い影が。鹿が道路をゆったりと横切った。しばらく上がると、今度はタヌキが道の真ん中に座り込んでいた(笑)。体長の半分ほどある大きな尻尾にビックリ!次はクマか?などと子供たちはサファリパーク気分を満喫。まもなく駐車場に着き、身支度を整えて、さあ出発だ!
真っ暗な闇の中、ライトで足元を照らしながら登る。どんどん霧が濃くなり、上着が濡れて寒い。ご来光を拝めないのではないかと不安がよぎった。そんな時に脇の茂みでウグイスが鳴く。夜明けは近い。
山頂には私たち家族が一番乗り。あたりはほんのり明るくなった。しかし霧はますます濃くなった。しばらく後、駐車場で挨拶を交わした人達が到着。緩やかなルートを選んだようだ。また、山小屋で泊まった人達も起きたようだ。
山頂がにぎやかになった頃、急に霧が晴れ、あたりが明るくなった。北東の空に小さな紅の点が表れたと思うとどんどん大きくなった。日の出だ。
1.[5:07]
日の出から5分。お日様が全体をあらわした。
2.[5:26]
山の影が長浜と琵琶湖に向かって伸びる。
3.[6:45]
すぐ脇の茂みで鳴くウグイス。なかなか上手に歌った。
4.[6:51]
雲海の上に浮かぶ山々。この先は白山だろうか?
5.[6:53]
下山途中山頂の観測所を望む。
もののけ姫のアシタカがヤックルにまたがって駆け巡る姿を想像した。
6.[7:22]
徐々に雲が上がってきた。それでもまだ雲を見下ろしている。
宇宙が近い気がする。
それにしても、我が家からたった2時間でこんなに素晴らしい世界があるとは驚きだ。伊吹山には何度か来たが、ご来光を拝んだのは初めてだ。夏場は3時から登れることを教えてくれた森川君、本当にありがとう。