グリップ交換のヒント(その4)

近年、イオミックなどのカラーグリップが流行っています。粘り気があってしっかり握れ、カラフルでお洒落なグリップですが、メリットと共にデメリットもあります。

メリット

従来のラバーグリップは空気中のオゾンによって劣化するため、使っていなくてもゴムが硬くなりフィーリングが悪くなりました。また、黒以外の場合、日光の紫外線による酸化が発生します。

その点、カラーグリップは耐久性が高く、自然劣化しにくく、長持ちする素材です。また、紫外線による酸化が発生しにくいため、黒に限定されず鮮やかな色が楽しめます。

ラバーグリップは濡れると水がしみこみますが、水を弾く素材であるため、乾いたタオルでふき取れば水は残りません。

デメリット

ラバーは表面に細かな穴が開いているため、交換に使用した溶剤が蒸発しやすいが、カラーグリップは蒸発しづらいため固まるまでに長い時間を要します。そのため、メーカーによっては揮発性の高い溶剤を勧めています。

※以前に解説したとおり、揮発性の高い溶剤は危険なのでお薦めしません。私も使用しません。

ラバーと比べると伸び率が低いため、適正な口径のシャフト以外装着できない。

手袋が水に濡れている場合はラバーグリップの方が滑らない。

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翌日にプレーを控えている場合は、カラーグリップでは固まるまで時間がかかるため間に合いません。その他いろいろな条件によって、ラバーグリップをお薦めする場合がございます。